home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
-
- X680x0 Ko-Window KX_Term20 ダイヤルメニュー
-
- k20menu.win Version 1.20
-
- 94/9/10 小笠原博之 (COR.)
-
- Ko-Window の通信ソフト、KX_Term20 (v2.42 以降)用のプログラムです。従来から
- 採用している1行登録による各ネットの自動ログイン net_menu.lst をより使いやす
- くするためのアプリケーションです。KX_Term20 をパソコン通信用に用いる場合の、
- ほとんど必須ともいえるツールでしょう。
-
- ・BBS LIST からマウスやキーボードで選ぶだけの自動ログイン選択
- ・ウィンドウダイアログ上で直接ネットのログイン設定が可能なエディット機能
- ・各種パラメータの一覧
- ・アクセスログの集計機能
-
- などなど
-
- 注意! KX_Term20 のバージョンアップに伴い、デフォルトでアクセスログ集計は行
- わないようになりました。アクセスログ集計を行うためには環境変数への登録
- が必要になります。(詳しくは後述)
-
-
- ●インストール方法
-
- (1) k20menu.win を、そのまま path のかかっているディレクトリに置いて下さ
- い。
-
- (2) 次に、環境変数 K20TEL に、アクセスログ(通信記録)ファイルを保存するパ
- ス名を = 必ず = 設定して下さい。これを設定しなければ、KX_Term20 はア
- クセスログ保存を行いません。
-
- <例> COMMAND.X の場合 AUTOEXEC.BAT に
-
- set K20TEL=a:/log/
-
- のように記述しておく。パスの区切りは '/' を使い、パスの最後
- にも必ず '/' をつける必要がある。
-
-
- 従来は環境変数 K20TEL を定義してもしなくても、無条件でアクセス集計保存を行
- うようになっていました。この部分で仕様が変更されたので注意して下さい!!!
-
-
- アクセスログ保存を行うと、ログファイルをたまにファイルを管理して古いアクセ
- スログ消さないと永遠に増え続けてしまいます。そのためログやアクセス集計はし
- なくてもいいという方は、環境変数 K20TEL を設定しないで下さい。
-
-
-
- ●使い方
-
- 設定が終ったら、あとは普通通り KX_Term20 を起動します。KX_Term20 のデフォ
- ルト設定のままになっているならば、マウスの右ボタンのポップアップメニューから
- "DialMenu" を選ぶか、[F5] を押すことでメニューが起動します。
-
-
-
- ●ウィンドウ表示
-
- 起動すると net_menu.lst に従いネット名一覧を表示します。もしログファイルが
- 存在するなら、そのファイルからいくつかの情報を取り出してネット名とともに表示
- します。
-
- 表示形態は6種類あり、左ボタンのポップアップメニュー(またはファンクション
- キー)で選択できます。
-
-
- <月集計モード>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 回数/今月 料金 アクセス時間 最終ログイン
- 例 :●SPS-NET 30/ 30 330円 0:02:52 92-09-31 1:12:44
- --------------------------------------------------------------------------
-
- 回数 ログイン回数総計(ログファイルにある分だけ)
- 今月 今月のそのネットのログイン回数
- 料金 今月のそのネットの使用料金合計
- アクセス時間 今月のアクセス時間合計
- 最終ログイン ログファイルにある分から1番最後にログインした日時
-
-
- <最終ログイン情報モード>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 回数/今月 L料金 LAST時間 LASTログイン
- 例 :●SPS-NET 30/ 30 20円 0:00:29 92-09-31 1:12:44
- --------------------------------------------------------------------------
-
- 回数 ログイン回数総計(ログファイルにある分だけ)
- 今月 今月のそのネットのログイン回数
- L料金 最後にログインした時の使用料金
- LAST時間 最後にログインした時のアクセス時間
- LASTログイン ログファイルにある分から1番最後にログインした日時
-
-
- <電話番号>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 区域 電話番号
- --------------------------------------------------------------------------
-
- 区域 その電話番号にかかる料金区分を表示
- 電話番号 ネットのアクセス電話番号
-
-
- <RS232C,ログファイルド>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 RS232C設定 ログファイル名
- --------------------------------------------------------------------------
-
- RS232C RS-232C tmsio の設定
- ログファイル名 保存するログファイル名
-
-
- <各種パラメーター>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 Key OPT モデムコマンド
- --------------------------------------------------------------------------
-
- Key ネット毎につけられたキーワード
- OPT ネット設定のオプション(アップロード時の行間 WAIT)
- モデムコマンド モデム初期化コマンド文字列
-
-
- <自動ログイン手順>
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示: ネット名 自動ログイン手順
- --------------------------------------------------------------------------
-
- そのネットの自動ログイン手順 ただし、起動時に -L スイッチをつけた
- 場合は手順を表示しません。これは、パスワードが表示される可能性があ
- るため、それを考慮したロック機能です。
-
-
-
- さらに表示のネットを全部含めた、その月だけの料金合計やアクセス時間の合計を
- 1番上に表示します。(これは表示モードに影響されません)
- --------------------------------------------------------------------------
- 表示例:《今月の合計》94-09 58/ 58 1090円 0:19:01 94-09-31 1:12:44
- --------------------------------------------------------------------------
-
-
-
- ●ウィンドウ操作 (マウス左ボタン)
-
- <オートログイン>
-
- ネット名の左にある黒丸を、左クリックするとオートログインを開始します。
-
- 具体的には、k20 に対して「 &ac KEY 」という命令を発します。もしウィンドウ上
- に k20.win が存在しない場合は「 k20.win "ac KEY" 」という形で起動しようとしま
- す。(KEY: 選択したネットの識別子,net_menu.lst の1番左のもの)
-
-
- <ダイレクトクリップ機能>
-
- [OPT.1] キーを押しながらウィンドウ内部をドラッグすると、Command.win やその
- 他の view.win のように反転表示された範囲を Clip Board に取り込むことができま
- す。一度ドラッグを始めると [OPT.1] キーは離しても大丈夫です。この操作は KF と
- まったく同一です。
-
- (Compact 以外の機種では、[OPT.1] を rkeydrv.r あたりで [ひらがな] の位置に
- 割りあてておくと非常に便利です)
-
-
- <データ転送>
-
- ネット名の上からマウスでドラッグすると、任意のウィンドウにそのネット名を転
- 送することができます。(UserString 扱いです)
-
- その同じ行の中央付近を同様にドラッグすると、その行全体を UserString として
- 転送できます。
-
- その同じ行の最終ログイン時刻あたりをドラッグすると、net_menu.lst からそれ
- に相当する行の内容を UserString で転送します。
-
-
-
- ●ウィンドウ操作 (マウス右ボタン)
-
- ポップアップメニューが出ます。
-
- ┌──────┐
- |最終LOG表示 |
- |最終LOG新規 |
- |表示:月集計 |
- |表示:最終値 |
- |表示:電 話 |
- |表示:RS/LOG |
- |表示:モデム |
- |表示:手 順 |
- |NET設定変更 |
- └──────┘
-
-
- 最終LOG表示 = 左ボタンを押した場所のネットに最後にログインした時のログファ
- イルを view.win で表示します。すでに view.win が開いている時
- はそこに転送します。
-
- 最終LOG新規 = 最終LOG表示と同じですが、すでに view.win がウィンドウ上にあっ
- ても常に新たに view.win を起動し直します。
-
- 表示:月集計 = 表示を月集計モードにします
-
- 表示:最終値 = 表示を最終ログイン情報モードにします
-
- 表示:電 話 = ネットのアクセス電話番号を表示します(net_menu.lstの設定表示)
-
- 表示:RS/LOG = RS-232C, ログファイルの設定を表示します(net_menu.lst表示)
-
- 表示:モデム = モデム初期化他、パラメーターを表示します(net_menu.lst表示)
-
- 表示:手 順 = ログイン手順を表示します(ただしロック機能あり)
-
-
- NET設定修正 = 修正ダイアログを開きます。詳しくは自動ログイン修正の項目を
- 参照して下さい。
-
-
- 注意!
-
- 最終LOG を表示する場合、net_menu.lst に登録してあるログファイル名の中の次
- の特殊文字は正確に展開します。
-
- * :数字で年月日6桁 (例: d:/log/sp*.log
- @ :数字で月日4桁
- \$(環境変数名) :環境変数の内容
- \\ :パスの区切りとみなす '\' と扱う
-
- ですが、もしこれ以外の凝ったマクロ表記を行なっている場合、そのマクロは展開
- することができません。(ごめんなさい)
-
-
-
- ●ウィンドウ操作 (キーボード)
-
- キーボードからネットのコントロールが可能です。ネット選択はカーソルバーで行
- ないます。(一応、カーソルキー、ED.X、EMACS、vi の全部サポートしてるつもり)
-
- [↑]|[k]|[CTRL]+[P]|[CTRL+E] カーソル移動
-
- [↓]|[j]|[CTRL]+[N]|[CTRL+X] カーソル移動
-
- [F1]|[RollDown]|[<] カーソルを1番最初に移動
-
- [F2]|[RollUp]|[>]|[G] カーソルを1番最後に移動
-
- [←]|[CTRL]+[A]|[CTRL]+[B]|[h] ウィンドウを左にスクロールする
-
- [→]|[CTRL]+[F]|[l] ウィンドウを右にスクロールする
-
- [SPACE]|[RETURN]|[CTRL]+[J] 選択した項目のネットにオートログインする。
- (詳しくはマウスコントロールの項目参照)
-
- [F3]|[CTRL]+[U]|[CTRL]+[S]|[HOME] 表示モード変更
-
- [F4]|[CTRL]+[D] 表示モード変更(逆順)
-
- [F6]|[v]|[UNDO] 最終ログ表示(ポップアップメニューと同じ)
-
- [F7]|[V]|[DEL] 最終ログ新規表示(ポップアップメニューと同じ)
-
- [F8]|[E] 最終ログをエディタで起動(デフォルトは em.win
- 環境変数 KOEDITOR に設定可能)
-
- [F15] 新規ネット設定の追加を行なう
-
- [F16] 現在のカーソル位置のネットの設定を編集する
-
- [F18] カーソル行のネット設定を削除する
-
- [F19] 削除したネット設定をカーソル行の上に挿入する
-
- [CTRL]+[Q] k20menu.win を閉じる(終了する)
-
-
-
-
- ●各種ネット設定の編集 -- 編集ダイアログの開き方
-
- ウィンドウ上からネットへの自動ログイン項目を書き換えることができます。マウ
- スでもキー操作でもどちらでもできます。
-
- <<<マウスを使う場合>>>
- ・編集したい行の上で右ボタンのポップアップメニューを開き、「NET設定編集」を
- 選びます。
-
- <<<キーボードを使う場合>>>
- ・編集したい行にカーソルを合せて [F16] を押します。
- ([F15] を押した場合は新規登録として真っ白なダイアログが開きます)
-
- 編集ダイアログは何枚でも開くことができ、それぞれのダイアログ間で自由に設定項
- 目の転送が可能になっています。
-
-
-
-
- ●各種ネット設定の編集 -- 編集ダイアログでの操作
-
- マウスの左ボタンで、編集する項目を選ぶことができます。
-
- マウスの右ボタンはポップアップメニューです。RS232C の設定上では、各パラメー
- ターをポップアップメニューで選択して下さい。
-
-
- <<<ポップアップメニューの内容>>>
-
- Paste クリップボードの内容をキー入力として転送します
- 設定登録 書き換えたネット設定を登録して終了します([登録]ボタンと同じ)
- 設定削除 ダイアログに書いたものと同じ Key を持つ設定を削除します
- 全消去 ダイアログの各項目の内容を消去します
- 設定取消 編集をやめてクローズします([取消]ボタンと同じ)
-
-
- <<<操作ボタン>>>
-
- [全データ転送] ここでドラッグすると、全部の内容を他の編集ダイアログに転送
- することができます。これは UserStrings なので、k20menu 以
- 外の他のウィンドウに文字列として転送することもできます。
-
- [取消] 編集をやめて編集ダイアログを閉じます。(Closeボタンもこれと
- 同じ)
-
- [登録] 編集内容を net_menu.lst に書き出します。
-
-
- <<<その他 データ転送>>>
-
- RS-232C 設定の上で左ボタンをドラッグし、他のダイアログに転送すれば、設定内
- 容の転送となります。また、他のウィンドウに転送すれば、RS232C 設定の文字列とし
- てテキストエディタ等で取り込み可能です。(UserString使用)
-
- 1つ1つの項目の上から左ドラッグすれば、それぞれの内容を文字列として転送で
- きます。
-
-
-
- 各ネットの項目は全部「Key」で判断します。もし同じ「Key」の設定がすでにあれ
- ばその設定の修正となります。
-
- 「Key」が今までにない新しいものであれば、その設定の追加とみなします。
-
- このダイアログ上から削除する時もその「Key」で判断していますので扱いには注
- 意して下さい。
-
-
- なお、それぞれの動作内容は Console に出力しますので、ウィンドウ上にはでき
- るだけ Console を開いておいて下さい。
- (Console を開くには KoConsole.win を実行するか、Command.win v1.13+7 以降を
- -tConsole オプションつきで起動する)
-
-
-
-
- ●各種ネット設定の編集 -- 編集ダイアログでの特殊キー操作
-
- [F1] 1番上の項目 Key にカーソル移動
- [F2] 1番下の項目にカーソル移動
- [CTRL]+[E]|[CTRL]+[P]|[↑] 項目の前移動
- [CTRL]+[X]|[CTRL]+[N]|[↓]|[RETURN] 項目の次移動
-
- [F20] ダイアログを閉じる
-
- その他のキーは、各項目への書き込み、および Ko-Window の標準行編集ルーチンの
- キー操作が使用できます。
-
- 注: すでにご存知だとは思いますが、環境変数 KOWINKEY で emacs モードと ED
- モードの切り替えが可能です。
- set KOWINKEY=iemacs emacsモード
- set KOWINKEY=ied edモード
- set KOWINEKY=ed edオーバーライトモード
-
- またこれら設定にかかわらず、キー操作でも常にモード切り替えができます。
- [CTRL]+[_][e] emacs モードに移行する
- [CTRL]+[_][CTRL]+[_] ed モードに移行する
-
-
-
-
- ●プログラム本体の使い方 (マクロによる独自の記述をする場合の資料)
-
- k20menu [スイッチ] [メニューファイル]
-
- <スイッチ>
-
- -x<num> 起動時の座標
- -y<num>
-
- -h<num> 起動時のウィンドウサイズ
- -v<num>
-
- -f<num> 表示フォントサイズ (10,12,16,24のみ)
-
- -a ネット選択後、自動でウィンドウを閉じる
-
- -l<ログファイル名> ログファイル名の指定
-
- -nc キーボード操作用のカーソルバーを表示しない
- マウスだけで操作するという方はこれをつけておくとカー
- ソルバーがじゃまになりません。
-
- -L パスワードが表示される恐れのある、手順表示モードを
- 無効にします。(ロックスイッチ)
-
- -A<num> 表示アトリビュートを指定します
-
- メニューファイル、ログファイルをそれぞれ省略すると、カレントディレクトリの
-
- net_menu.lst
- k20log.tel
-
- の2つを見に行くようになります。
-
-
-
- ● k20menu.win に関連する KX_Term20 のマクロファイルについて
-
- menu.k20 KX_Term20 上からこの k20menu.win を呼び出すためのマ
- クロです。k20menu 起動時のスイッチを変更する場合は、
- このマクロを書き換えて下さい。
-
- ac.k20 KX_Term20 のオートログインのすべてを処理しているマク
- ロです。
-
- logoutexec.k20 KX_Term20 でログ保存するルーチンです。モデムのキャリ
- ア OFF 時に呼び出されます。同時に k20menu を呼び出し
- ます。
-
- なお、ログを保存するディレクトリはデフォルトで KX_Term20 自身のログディレ
- クトリになっていますが、環境変数 K20TEL にパス名を設定しておくことで変更する
- ことができます。
-
- 例
- set K20TEL=a:/log/
-
-
-
- ●ログファイルのフォーマット
-
- 「Key|ログイン日時-アクセス秒/使用料金」
-
- これでわかる通り、ネットはすべて Key で判別しています。ですから Key には必
- ず区別がつく文字列を設定し、ログ保存を始めたら修正しないで下さい。
-
- その代わり、ネット名の部分は表示に用いるだけなので、あとからいくら修正して
- もかまいません。
-
-
-
- ●注意点
-
- 動作がおかしいと思ったら、まず環境変数領域を拡張してみて下さい。(COMMAND.X
- の /E スイッチ等)
-
- 料金や時間の集計にはかなりの誤差が含まれる可能性があります。参考程度にとい
- うことで、予めご了承下さい。
-
- アクセスログファイル保存形式等、今後無断で仕様変更する可能性大です。
-
-
- アクセスログファイルは、たまに管理しないと永遠(?)に増え続けます!!
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- アクセスログ保存を行っている場合はログファイルが肥大化すると、k20menu の起動
- が遅くなりますので、定期的にログファイル k20log.tel を編集し、古いデータを削
- 除して下さい!
-
-
-
- ●配布について
-
- このプログラムは無保証であることを前提に、配布、利用、転載は自由です。でき
- るだけ KX_Term20 や KoProと一緒に配布して下さい。このプログラムの著作権は、
- ライブラリ部を除いて小笠原博之が有します。なお、Ko-Window 自身の著作権は小林
- 忠司さんにあります。
-
- ソースリストは別アーカイブの形で配布しています。
-
- ----
- 小笠原博之 oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
- SPS-NET: SPS0783 COR.
- DenDen-NET: DEN0006 COR.
-